流動性
通貨ペアはどれを選んでもいいけど、いろんな理由から流動性がめっちゃ大事。
取引量が多い通貨ペアは以下の通り!
- EUR/USD 世界で一番取引されてるペア。
- USD/JPY日本が安全資産と見なされるから人気。
- GBP/USD歴史ある通貨取引。
- AUD/USD鉱物資源の取引に関連。
- USD/CAD原油取引の影響。
- EUR/GBPヨーロッパとイギリスの関係。
- EUR/JPY 欧州と日本の二大経済圏。
これらは機関投資家や銀行が動かしてる実際の為替相場のランキングで、FX業者の人気ランキングとはちょっと違うかも。どれも流動性が高く、
この中から選べばまず間違いない。
特にUSD/JPYとEUR/USDは24時間ずっと流動性が高い。ドル円が人気な理由の一つはこれだね。
逆に、流動性が低いと何が問題? FXでは、ブローカー内で買い注文と売り注文をマッチングさせるのが基本。でも、流動性が低いマイナーな通貨ペアだと、逆注文の相手が少なくてマッチングがうまくいかない。余った注文はECNって仕組みで外部の銀行とかに送られるけど、希望の価格で受けてもらえる保証はない。そうなると、約定しなかったり、価格が滑ったり(スリッページ)する。
特に大きなロットを入れるときや、経済ニュースで市場が動くと、逆注文の相手が全くいなくなって、いつまでたっても約定しないなんてことも。ロスカットの場合は特にヤバい。大きなスリッページで不利な価格で損切りされたり、最悪、損切りすらできず証拠金がマイナスになるリスクもある。
ブローカーが外部に注文を流すってことは、プロバイダーに手数料を払うってことだから、そのコストはスプレッドに上乗せされる。海外口座だとDD(内部保留)じゃなくECNで注文を外部に流すから、流動性が低いペアほどスプレッドが高くなるのが分かるよ。
だから、最初はEUR/USD、USD/JPY、GBP/USDから始めるのが無難。特にUSD/JPYはポジションを閉じやすいから、リスク管理の面でも優秀だよ。
ボラティリティ
日本だとGBP/JPYがめっちゃ人気。
このペアはUSD/JPYとUSD/GBPのかけ合わせでもあるけど、実際の為替市場でも機関投資家が単独で取引することがあるらしい。
なんで日本の個人投資家に人気かっていうと、ボラティリティが高いから。
ポンド絡みのペアは実需より投機筋が多く、市場の先取りを狙って一気に注文が入るから急に動くことが多い。テクニカル指標を基準に取引する人も多いから、水平線やトレンドラインが効きやすい。
国内ブローカーだと取引量が多いからスプレッドもそこまで高くない。
でも、海外の個人トレーダーにはGBP/JPYは日本人ほどメジャーじゃない。欧米や北米のトレーダーは流動性を重視する傾向があって、マイナーなペアはあんまり選ばないんだって。
ただ、海外のハイレバ口座を使うと、ボラティリティが高いペアを選ぶメリットは薄れる。ハイレバだと必要証拠金が少なくて済むから、USD/JPYみたいな安全なペアでもロットを大きくして利益を狙える。わざわざボラティリティの高さでペアを選ばなくてもいいってわけ。
メジャーペアの日足
もっとも取引頻度が高そうなUSDJPY/EURUSD/GBPUSDの特徴を、MT5のチャートで見てみる。まずは日足で、約1年半(2023年3月~2024年11月)のデータ。
USDJPY 1D(2023/3-2204/11)
USD/JPYはリスクオフの局面(市場が不安定なとき)でハッキリした下落トレンドが出やすい。
米国経済の低迷や地政学的な緊張が高まると、円が安全資産として買われる。
通常時は米国の金利が高いし、日銀が超低金利を続けてるから、資金がドルに流れやすい。
EUR/USDは世界一の取引量で、流動性が高いから極端な値動きは少ない。
欧州中央銀行(ECB)と連邦準備制度(FRB)の金利政策が安定してると、金利差があまり変わらないからレンジ相場になりやすい。
金利が動かないと、投資家が積極的に売買する理由が減るからね。ただ、レンジは永遠じゃないから、大きな動きを待つ一時的な状態。
水平線は多少効くけど、USD/JPYほど意識されてない。実需の売買も多く、ファンダメンタルズで動くこともあるよ。
GBPUSD 1D(2023/3-2204/11)
イギリスの経済規模の割にポンドの流通量は多いから、政策や経済指標の影響を受けやすい。投機的な取引が多いから、水平線やトレンドラインが効きやすいんだ。
1時間足
テクニカルが効く一番短い時間足は1時間足。15分足とかだとHFT(高頻度取引)やアルゴリズム、短期トレーダーの影響で予測が難しくなる。4時間足や15分足も大事だけど、ここでは通貨ペアの特徴に絞るよ。
USD/JPYは1時間足でもめっちゃ綺麗にテクニカルラインが機能する。
レジサポラインやフィボナッチリトレースメントを引くと、価格がバッチリ反応してるのが分かる。
EUR/USDはラインが効くけど、USD/JPYほどクリアじゃない。
世界最大の取引量だけど、テクニカルの反応は弱いときもある。ユーロ圏は複数の国の経済政策が絡むから、市場の反応がバラバラになりがち。
でも、例えこの通貨ペアを取引しなくても、ドルの強弱を知るには超重要なペアだよ。
GBP/USDは時期によって動きが全然違う。
乱高下して汚いチャートになることもあれば、綺麗なトレンドを描くことも。買いも売りもスワップがマイナスだから、スイングトレードだと証拠金維持に気をつけないと。
イギリスとヨーロッパは地理的に近いし、米国の経済指標に似た反応をするけど、完全に同じ動きじゃないよ。
GBPJPYの人気について
日本だとGBP/JPYが国内FXブローカーで大人気。「ミセス・ワタナベ」って呼ばれる主婦層トレーダーが、FXが日本に導入されてから取引量を支えてきた。
最大の特徴はボラティリティの高さ。リスクオフで円が買われ、ポンドが売られると、価格差がガツンと出る。
でも、海外のハイレバ口座だとGBP/JPYのメリットは薄れる。
レバレッジを高く設定できるから、証拠金が少なくて済む。ボラティリティが高いペアに頼らなくても、USD/JPYみたいな低ボラティリティのペアでロットを増やして利益を狙える。
海外ブローカー(例えばXM)だと、GBP/JPYのスプレッドはメジャーペアより高め。流動性が劣るからね。海外の個人トレーダーには、GBP/JPYは日本人ほどメジャーじゃない。
無難なUSDJPY
個人的には、取引の90%以上がUSD/JPY。
EUR/USDやGBP/USDは、チャートが分かりやすいときだけたまに取引する。
USD/JPYを選ぶ理由は
- テクニカルが読みやすい。
- 米国と日本の経済指標が手軽に手に入るから、リスク管理がしやすい。
- 相場通貨(ペアの後ろ)が日本円だから、証拠金管理が楽。
- 5年間、365日USD/JPYを見てきたから、他のペアは正直よく分からないことも多い。
ただ、USD/JPYがずっと安定した相場環境を保つかどうかは分からない。今後は他の通貨ペアや、XAU/USD(金)やBTC/USDみたいなCFDも勉強していく必要があるね。